一見栄養のなさそうな真っ白なカリフラワー。ところがどっこい、カリフラワーはたくさんの栄養があるのです。

カリフラワーの栄養のお話
ここでは、カリフラワーの栄養についてまとめてみたいと思います。白い蕾のカリフラワー、ぱっと見は余り栄養がありそうには見えないのですが、実はなかなかの優れものです。
カリフラワーの栄養といえば、まず挙げられるのが豊富に含まれるビタミンC。ビタミンCは抗酸化物質の代表的存在で、免疫力を高め、かつ美肌効果もあります。
糖の代謝に関わるビタミンB1、肌や粘膜を健康に保つビタミンB2も多く含まれます。ビタミンB1は、疲労回復に欠かせない栄養としても有名ですね。
またビタミンB群の仲間である葉酸は、DNAの形成に関わる重要な栄養素。特に妊娠中の女性には不可欠です。カリフラワーに多く含まれていますが、お湯でゆでると流出してしまいますので、葉酸摂取の為にはレンジ加熱などお湯に浸けないゆで方がお勧めです。
そのほか、カリウムや鉄といったミネラルも含まれています。カリウムは細胞の代謝や酵素の活性化に関わり、鉄は血中のヘモグロビンの成分として酸素の運搬に関わっています。近年、成人女性の約5人に1人が鉄欠乏性貧血と言われていますので、特に女性は鉄を含む食材をしっかり摂るよう心がけたいですね。
また、忘れてならないのが、カリフラワーなどアブラナ科の野菜に共通する辛味成分のイソチオシアネート。この成分には動脈硬化予防や、発がん抑制効果があり、成人病対策に有効だそうです。発がん物質を活性化する酵素の働きを阻害したり、解毒酵素の働きを高めたりする作用があると言われています。