カリフラワーの美味しいゆで方・レシピ情報

ブロッコリーとカリフラワー

ブロッコリーとカリフラワー、似ていますよね。どちらもこんもりとした房に、どっしりと太い茎。流通しているものは、大きさも同じくらいです。色以外にはほとんど違いが見当たらないので、「緑がブロッコリー、白がカリフラワー」とだけ覚えている方も多いことでしょう。

実はこの両者、姿かたちだけでなくルーツも同じ。どちらも野生のキャベツの変種としてこの世に誕生したそうで、言わば親戚同士の野菜なのです。

ちなみに、どちらが先に出来たのかについては諸説あり。「原種のキャベツからブロッコリーが分化し、ブロッコリーからカリフラワーが分化した」と言われることが多いのですが、「カリフラワーのほうがより原種に近い」という説もあり、現時点ではよく分かっていないようですね。

栄養の面ではブロッコリーのほうが優等生。ビタミンBや鉄、カロテンなどが豊富で、ビタミンCに至っては、レモンの2倍以上の量が含まれています。

ただし、ブロッコリーに比べて蕾が固く締まっているカリフラワーには、お湯でゆでてもビタミンC流出が少なくて済むという利点が。お湯を使ったゆで方の場合、両者に残るビタミンCの量は互角と言われています。

また、どちらかといえばブロッコリーのほうが鮮度が落ちやすいそうです。ブロッコリーは蕾が発達した状態ですので、冷蔵庫で保存しているとそう遠くないうちに黄色い花が咲き、味が落ちてしまいます。

よく似た野菜ですが、ゆで方や鮮度のもちの違いを頭に入れて、それぞれ上手に利用したいですね。